布団乾燥機でダニは減るのか。何分かければよいかの目安
布団乾燥機を使ったダニ対策の手順
布団乾燥機でダニ対策をするなら、ダニ対策コースを選び、60分から120分ほど続けて運転してください。10分程度の温めでは、布団の内部まで熱が伝わりきらないのです。手順そのものは複雑ではありません。まず布団を平らに広げ、ホースやマットを中央に差し込みます。その上から掛け布団をかぶせ、熱の逃げ道になる隙間をふさぐと効率が上がるのです。
マットを敷くタイプは布団全体を包むため、温度のむらが比較的小さくなります。運転の途中で一度、布団の上下と表裏を入れ替えるとよいでしょう。枕やシーツも一緒に入れておいてください。家族分の布団を続けて行う場合は、1枚ごとに時間を確保する必要があります。
注意したいのは、乾燥機だけで布団のダニ対策が完結するわけではないという点です。寝具全体の整え方は、布団のダニを減らす方法、寝具で気をつけたい点にまとめました。運転を終えたあとにもうひと手間が必要になり、その理由はあとの見出しで説明します。
熱が届きにくいのはどこか
布団乾燥機の熱が確実に届くのは、吹き出し口に近い表面のあたりです。反対に、布団の裏側や四隅、厚みのある中わたの奥までは温度が上がりにくくなります。温風は上へ抜けやすく、下側の面は温度が伸びにくいのです。たとえばダブルサイズの布団では、中央が50度を超えても、端は40度前後にとどまるとされています。
敷布団の下やマットレスの内部も、熱が届きにくい場所とお考えください。押し入れから出したばかりの厚い羽毛布団も、内部が温まるまで時間がかかります。ここで誤解されやすいのが、表面の熱さだけで判断してしまう点です。表面が熱くても、内部が同じ温度になっているとは限りません。
だからこそ、上下と表裏を入れ替えて、時間を分けて温める使い方が役に立ちます。布団を裏返してもう一度運転する、二度に分けたやり方も現実的です。それでも、熱の届かない場所は残るとお考えください。温度と時間の関係そのものを知りたい方は、ダニを60度のお湯で何分あてれば弱るのかが参考になるでしょう。
乾燥のあとに掃除機をかける理由
乾燥のあとに掃除機をかけるのは、熱で動かなくなったダニの死骸とフンが布団に残るからです。アレルギーの原因となるのは、生きたダニそのものよりも、これらの細かな粒だとされています。つまり、温めただけでは原因となる粒が布団の中に居座ったままなのです。布団をたたく行為も、粒を空気中に舞い上げるだけで取り除けません。
掃除機は、乾燥が終わって布団が冷めてからかけてください。熱を持ったままだと湿気が残り、ほこりが生地に張り付きやすくなります。冷めるまで20分ほど置いてからで構いません。目安として、シングルの布団1枚に片面1分ほど、ゆっくり動かすとよいでしょう。1往復あたり5秒から10秒かけるつもりで、押し込まずに引く動作を意識します。
ノズルの当て方や回数は、布団のダニを吸い取るコツ。ノズルの当て方と回数もご覧ください。布団専用のノズルや吸引の弱いモードを使うと、生地を傷めにくくなります。掃除のあともくしゃみや鼻の不調が続くようでしたら、医療機関へ相談するとよいでしょう。
季節ごとに使う回数の目安
ダニ対策として布団乾燥機を回す回数は、梅雨から夏は月に2回から3回が目安です。気温25度前後、湿度60パーセントを超える時期に、屋内のダニは増えやすくなります。汗を吸った寝具は湿りやすく、この時期はとくに条件がそろいやすいのです。秋から冬にかけては、月に1回程度でも十分と考えてよいでしょう。
ただし冬は、暖房と加湿によって室内が暖かく湿りやすくなります。窓に結露が出る部屋では、2週間に1回を目安に運転すると安心です。押し入れにしまう前の布団も、収納の直前に一度回しておいてください。回数を増やすほど効果が積み上がる、という考え方には注意が必要になります。
回数の目安は、部屋の状態に合わせて上下させて構いません。同じ月に1回でも、風通しの悪い北向きの寝室では間隔を詰めたほうが安心でしょう。朝起きてすぐ掛け布団をめくり、30分ほど湿気を逃がしてください。この習慣があると、次の運転までの間隔をあけやすくなります。